登記手続きにおけるオンライン申請について

皆様、こんにちは。

司法書士の北村でございます。

 

最近、政府のほうで行政手続きのオンライン化についてさかんに議論されております。

登記手続きについては、10年以上前にオンライン申請を導入しておりますが、完全なオンライン申請はほとんど行われておりません。

代わりに別送方式(俗に半ラインと呼ばれております。)といった半分オンラインの形式が不動産登記、商業登記申請でさかんに用いられております。

 

完全なオンライン申請が利用されない理由は手続きが非常に厳格なためです。

具体的には、押印が必要な書類全部に作成人の電子署名とそれを証明する電子証明書の添付を必要としているからです。使用できる電子署名も限られており、認証機関への本人確認手続きも厳格に行われ、費用も手間も時間もかかります。このような理由からオンライン申請のシステムを導入したにもかかわらずほとんど利用されておりませんでした。

そこで、不動産登記、商業登記では妥協して、半ライン方式を認めることにしました。

半ライン手続きは、申請書のみ電子署名を施せばよく、その他の添付書面は従来通りの紙で申請する方式です。これにより、電子署名の手続きは申請書を作成する司法書士のみが行えばよく、申請人は従来通り紙で書面を作成・押印すれば足ります。

この半ライン方式の導入により、オンライン申請(といってもほとんどは紙申請)手続きは少しづつ利用されるようになってきました。

但し、これでも利用は十分ではなく法務局からよくオンライン申請を利用するようにというお願いが司法書士会にたびたび呼びかけられております。

私も商業登記ではほとんど半ライン申請を利用しておりますが、不動産登記では紙申請と比較して大変手間がかかること、デメリットが多いこともあってよほどの理由がない限り、半ライン申請を利用することはありません。

本来オンライン申請は、申請人の手間の軽減と利便性向上のため導入したものと思われますが、却って手間がかかり利用しずらいものとなっております。オンライン申請を推奨するのであれば、本来の目的のとおり紙申請よりも利便性が高いシステムにしてもらいたかったです。

 

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