工場財団と動産譲渡登記の使い分けについて

皆様、こんにちは。

司法書士の北村でございます。

 

本日は工場財団と動産譲渡登記の使い分けについてについて記載したいと思います。

工場財団には機械・器具等の動産類を組成し、抵当権を設定することができます。動産の担保登記としては、動産譲渡登記もございます。

工場財団に動産を組成する場合と動産譲渡登記をする場合の特徴を記載していきたいと思います。

 

工場財団の他の記事

工場財団とは?

工場財団の手続きとスケジュール上の注意点

工場財団に組成したほうが良い場合

1.抵当権を設定したい場合

動産には原則として抵当権を設定できません。工場財団に動産類を組成することで1個のみなし不動産となりますので抵当権を設定できます。抵当権を設定したい場合は、工場財団に組成するしか方法はありません。

 

2.工場財団のみで担保を管理したい場合

動産譲渡登記も併用した場合、工場財団と動産譲渡登記の両方に担保を設定することが必要となります。工場財団だけで担保を管理したい場合は、全て工場財団に組成したほうが良いと思います。

 

動産譲渡登記を使ったほうが良い場合

1.融資期間中に寿命や故障等で動産を入れ替えることが想定されている場合

工場財団に組成できる動産は、個別動産しか認められておりません。一方で動産譲渡登記は個別動産と集合動産のいずれでも担保設定することができます。寿命や故障等で動産を入れ替えると、集合動産の場合は登記は不要ですが、個別動産の場合は変更登記が必要となります。また、工場財団の変更登記をする場合は、場合によって図面や目録を再作成する必要があり、大変手間がかかります。よって、工場財団に動産を組成する場合は、融資期間中に入れ替えが生じないものを組成することをお勧めいたします。

 

2.手間をかけたくない場合

工場財団に動産を組成する場合は、図面や目録を作成する必要があります。動産譲渡登記は目録や図面は不要で簡単に登記することができます。手間をかけたくないときは動産譲渡登記と併用することをお勧めいたします。

3.動産の数が多い場合

例えばメガソーラー発電所の太陽光パネルといった数が多い場合は、動産譲渡登記がお勧めです。工場財団の場合は、1個ずつ図面上にその配置場所を図示しなけらばならず大変手間がかかります。動産譲渡登記の場合、集合動産登記ができますので、所在と動産の種類を記載すれば一括で担保設定することができ、大変簡便に登記ができます。

 

まとめ

工場財団と動産譲渡登記の使い分けについて記載させていただきました。実務上では状況によって様々な要望があるかと思います。当事務所は、工場財団登記も動産譲渡登記も数多く経験しておりますので、状況に応じて具体的なご提案が可能でございます。困りごとやスケジュール上のことでもいろいろな知見を持ち合わせてございますので、何なりとお問い合わせいただければと存じます。

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

0789559063電話番号リンク 問い合わせバナー