合同会社のメリット

皆様、こんにちは。

司法書士の北村でございます。

最近は合同会社の設立が増えております。

そこで本日は、合同会社のメリットについて記載したいと思います。

 

合同会社の特徴

株式会社と比べて合同会社には以下の特徴があります。

・出資者と経営者が同じ

・第三者からの出資が困難

・手続きや義務が簡略化されている

 

株式会社は出資者である株主と取締役等の経営者は原則分離されております。(同一人物でも可)。一方で合同会社は株式会社と異なり原則出資者がそのまま経営者になります。そのため、経営に関わらない第三者から出資を受けることが困難となり、会社を大きくしていくことには不向きな会社形態です。そのため、不特定多数が出資する株式会社と異なり経営者と出資者が同じ合同会社では、様々な手続きや義務を簡略化しても不利益を受けるのは同じ人物なので、義務等を大幅に緩和されております。

 

合同会社のメリット

合同会社の主なメリットは下記のとおりです。

・設立費用が安い

・役員の任期がない

・決算公告義務がない

・利益分配が自由にできる

・定款で会社法と異なる規定を設けることが可能

 

合同会社の設立費用は6万円から設立可能です。一方で株式会社は最低でも20万円程度(定款認証費、登録免許税)かかります。株式会社と比較して15~16万円程度安く設立できます。

株式会社は各役員に任期があり、任期を更新するたび登記することが必要となります。株式会社では登記を12年間行われていないと、国家により強制的に解散させられる制度があります。一方、合同会社では役員任期がないため、登記費用も発生せず、国家による強制解散の制度がありません。

株式会社では毎年、決算公告を行うことを義務付けられておりますが、合同会社では報告義務がないため、余計な手間がかかりません。

また、株式会社では株主平等原則があるため、株式数に応じた配当を行う必要がありますが、合同会社では比較的自由に利益配当ができます。

合同会社では、定款自治が広く認められているため、定款に定めることにより会社法と異なる定めを設けることができます。このため、株式会社と異なり比較的自由に規定を設けることができます。

 

合同会社のデメリット

合同会社のデメリットは主に以下のとおりです。

・第三者から出資を受けにくい

 

合同会社の最大のデメリットは第三者から出資を受けにくいことにあります。株式会社(特に上場会社)では、新規株式を発行し、不特定多数から資金を得ることができます。合同会社では原則出資者がそのまま経営者となるため、第三者から出資が受けにくいことにあります。

 

合同会社に適した会社

合同会社に適した会社は主に下記のとおりです。

・家族経営の会社

・管理会社

 

合同会社は第三者から出資が受けにくいため、家族経営の会社に向いています。また、義務や手続きが簡素化されているため、管理会社に向いております。

また、特定の事業を行うに当たって、リスク管理のために設立する会社に向いております。(仮に特定事業が失敗しても本体に影響を及ぼさないようにするために設立るする会社)

 

合同会社で注意すべき点

合同会社では、社員がいなくなると会社法の規定により解散させられます。合同会社の社員は死亡により退社することになっておりますので、社員が1名の会社の場合は相続が発生すると原則強制的に解散させられます。合同会社では定款に定めることにより、相続人に社員の地位を相続させることができます。よって、合同会社を相続によって存続することを希望する場合は、定款に下記のような規定を設ける必要があります。

 

定款記載例
(法定退社及びその特則)
第○条 各社員は会社法第607条の規定により退社する。
2 前項の規定にかかわらず、社員が死亡した場合又は合併により消滅した場合における当該社員の相続人その他の一般承継人は、当該社員の持分を承継することができる。

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